神戸学院大学附属高等学校 森永先生

2022年5月〜2023年2月に神戸学院大学附属高等学校で探究プログラムSeekerを実施させていただきました。
今回は、2022年より総合的な探究学習に関わらせてもらっている神戸学院大学附属高校の森永先生に、本プログラムを実施した経緯や授業の様子をお伺いしました!

 

Seekerを実施されたきっかけは何ですか?

探究の形態は学校によって様々だと思います。学校の中だけで完結しているところとか、テキストを用意して行ったりとか。
私は、直接人と人っていうのが重要だと思うんですよね。
学校の教員ではない立ち位置、いわゆる学校外で活躍している方にあえてきてほしい。
学校外の方に来ていただく意味っていうのは非常に大きく感じていて、生徒たちはやっぱりそこで刺激を受けると思うので、そういう新鮮感を大事にしたいと思ったところが1つですね。

生徒の行動変容を、教科書を通じてできるのが理想ではありますけれども、なかなか授業の中で展開が難しいですよね。
教科学習の中に探究的な要素が入ってきているけど、教科ですることはやっぱり限界があると思うので、総合的な探究の授業では、ちょっと違う角度から、なおかつ社会人の方とか学外で活躍されている方から、そういった動機付けのようなものをできるっていうのは非常に大きいと思います。

 

学校外というところで、大学生に期待されていることはありますか?

やっぱり年齢が近いということが1番ですね。生徒たちが親近感をもてますよね。
昨年カタリバを実施した際、事前アンケートで自分の評価が低かった多くの子が、事後アンケートで授業内に約束を結べたと回答していたんですよね。
そういうのをみて、大学生の役割というのはすごく大きいとは思いますね。

 

Seekerを実施して、生徒の変化はありましたか?

来ていただいたことによって、興味関心が深まっているというのは確実に思いますね。
これは毎年感じることなのですが、そもそも社会的な課題に対する興味関心がそんなに高くなくて、結構子どもたちはいろんなことを知っていそうで知らないことが多いなって。
「興味関心をもて」と言いながら、そもそも素材となる知識自体がないっていう。知識がないのに興味関心がもてるはずがない、と思いますね。
社会に目を向ける機会はあまり用意されていなかったりするのかなって思うので、そこは丁寧に進めていく必要があると思いますね。

 

 

探究プログラムSeekerは、先生方とご相談をさせていただきながら、生徒が自分で悩み考え、一歩踏み出そうとする姿に大学生スタッフや探究コーディネーターが伴走します!
生徒にとってより良い探究の授業を目指しませんか?

 

私たちBrainHumanityでは、高校生の意欲を引き出すことを目指す「関西カタリバ」という授業も実施しております。
探究授業の導入として、関西カタリバを実施させていただいている学校様もございます。
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