少年とぼくとExcelのお話し

今日は当法人が運営している居場所で子どもたちと遊んでいた。
すると1人の少年がパソコンに興味があるらしく、

「Excelは好き?」と聞くとその子は「Excel好きです」と答えた。

Excel好きに悪い人はいないと思い、Excelを開いて触っていいよと投げかけた。

するとその子は、カレンダーを作ったことがあるといい、weekend関数を打ち始めた。

小学2年生にして、そんな関数を知ってるなんて、素敵な教育を受けているのだろうとすごくあたたかい目で見守っていた。

話が広がり、関数で曜日の出し方を知っているかとたずねたら、知らなかったようで、=text(A1,”aaa”)で曜日が出るよと教えてみた。

するとその子は、すぐにマスターし、こんなことを聞いてきた。
「”aaa”の中身を”ddd”にするとどうなるの?と聞かれた。」

そんなことは考えたこともなかったので、一緒に中身を”ddd”にしてみた。
すると表記が英語の曜日となった。
そのあと、一通り、”aaa”から”fff”くらいまで試してみた。

そのあと、SUM関数の話になり、数値を合計していた。
すると少年が「令和」「令和」「令和」と続いたセルをSUMするとどうなるのかを試していた。

そんなのは、エラーが返ってくると内心思いながら、見ていて、やはりエラーで返ってきた。
ふと思った。
私にとってはその経験は過去の失敗から学んだことであり、少年にとっては、その失敗がはじめての失敗でそこから学ぶことも多いだろうと

学んだことをただ、実行するだけではなく、そこから派生したことにトライし、失敗する。

そして、その失敗から新たなことを学ぶ

そんな当たり前のこと、経験やら本を読んだやらで知った気になって、トライしようとしない自分がいることが少し恥ずかしくなった今日であった。

ちなみにこの少年はCtrl+1で書式設定を開くという僕が25歳くらいで手に入れたスキルすら持っていた。
天才とはこういう少年のことを言うのかもしれない。

いつかこの少年が偉大な賞を取った時に、あいつにSUM関数を教えたのはオレだと言える日が来ることを祈りながら

松本