2003年12月26日、イラン南東部ケルマン州バムを中心に発生したマグニチュード6.3の地震は、一瞬にして、街を廃墟とし、4万人以上もの生命を奪った。多くの被災者達は、家族をなくし、家を失った。1年が経過しつつあるいまなお、復興の道はまだまだ険しい。


6000人以上もの死者を出した阪神・淡路大震災から10年を迎える。10年前に同じ苦しみや悲しみを経験した僕たちに、いまできることがある。それは、イランの被災地に僕たちの元気を届けること。それは、イランの人々にとって大きなエールになるに違いない。


今回、僕たちはイランの被災地で子ども達の支援を行う現地のNGO「働く子どもを守る会」とともに、子ども達の施設でワークを行う。子ども達は、これからの被災地の復興を担う。だからこそ、僕たちはその子ども達に笑顔を届けたいと思う。


僕たちは、いままで教室のなかで、教科書を読みながら、学んできた。でも、実際には教科書にも載っていない、先生も教えてくれない現実がたくさんある。だから、それらを自分の目で見よう。僕たちが、学ばなければならないのは教科書だけじゃない。高校最後の春に君はなにをするのか。
※このページの写真はCODE海外災害援助市民センターから提供を受けています。