TSU・NA・GI

●ポレポレで行こう 12

 皆さんは相手の目を見てコミュニケーションしていますか?
 私は「話を聞くときには相手の目を見るように」と育てられてきました。実際に目や顔の表情などの非言語的な手段は、対人コミュニケーションにおいて七割の役割を占めるそうです。例えば会話中に「そうなんだ〜」と相づちを打つとき、相手の目を見ているのと見ないのでは相手に与える印象がガラッと変わります。前者は親近感や安心感、後者は不安と心理的距離だといえます。とても単純なことなのに自分に返ってくる評価が左右されてしまい、そんなつもりはなく ても誤解されてしまうこともあるのです。
 「目は口ほどにものを言う」といいます。わかりきったことですが、さまざまな通信手段が氾濫する今だからこそface to faceのコミュニケーションを大事にしたいですね。

 どうやら4月から社会人になっても連載を続けることになりそうです。忙しい毎日が待っているでしょうが、ここだけはポレポレの気分でやっていけたらと思います。

特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー
HEP事業部副事務局長・HEP講師
志水麻衣子

TSU・NA・GI第2巻第11号(2001/3/20発行)より