TSU・NA・GI

●編集後記「ひとりごと」 4

 編集局の仕事をしてると執筆して頂いている方々から嫌がられる。私の原稿催促が厳しい為である。しかし、最近このことが嫌がられる理由を初めて身をもって知らされた。
 私に某雑誌より、5000字近い原稿の依頼が来たのである。中々原稿が書けずに、自分を追い詰めながら一気に書き、締切ぎりぎりに出稿した。焦燥感に襲われながら原稿を書いていると、編集作業の辛さを知っているだけに遅れてはいかんと胸が痛む。
 どうも原稿を書くという作業は非常にやる気が求められるようだ。しかし、明日から、また次号の原稿依頼、そして原稿催促の日々を始めなければならない。心を鬼にして、原稿執筆を追い詰めていくことにするしかないようだ。(か)

「TSU・NA・GI」編集長 川中 大輔

TSU・NA・GI第4号(2000/3/20発行)より