TSU・NA・GI

●本紙創刊のご挨拶 〜Hi, START!〜

 アメリカの社会学者で、『メディア論』で有名なマーシャルマクルーハンは、情報革命を農業革命(第一の波)・産業革命(第二の波)に告ぐ「第三の波」と位置付け、社会が情報(化)社会へ変動し、「global village」(地球村)へ向かうと冷戦の真っ只中にあった1960年代に予測しました。彼は今や当然と認識されている、情報というものの持つ大きな力を30年も前に提示していたのです。今や情報は社会を考える上で、極めて大きな要素となっています。
 情報は、人と人とをつなぎ、人と社会をつなぎ、社会と社会をつなぎ、人を変え、社会を変え、新たな出会いと価値観をもたらす―――そう思います。
 ブレーンヒューマニティーはその情報の持つ大きな力による会内における情報の共有と関係者への定期的な情報発信を通して、出会いと価値観の広がりを試みます。それを形にしたのが、この「TSU・NA・GI」というニュースレターです。
 私達は、子ども達の可能性が無限であること、子ども達がこれからの社会を担うこと、そして、その子ども達が新しい社会を創り出すことを信じています。
 そんなこれからを担う子ども達との多様なかかわりを持つ私達は、このニュースレターで、子ども達に関する情報を共有していきます。子ども達のため、私達のため、そしてこれからの社会のため、今、ここに「TSU・NA・GI」は動き出します。

「TSU・NA・GI」編集長 川中 大輔

TSU・NA・GI第1号(1999/11/20発行)より