TSU・NA・GI

●「中高生日記」 2 〜ラグビーを続けてきたこと〜

 僕は中学でラグビーを3年間続けてきました。その中で一番、思い出に残っているのは、3年生最後の兵庫県大会決勝、甲南中学との試合でした。これまで、甲南には2年連続で負け続けており、この年が3回目の戦いでした。まさしくリベンジです。前半、積極的に攻め続けたものの甲南に先制点を許してしまいました。しかし、その後の反撃により勝ち越し、何とかそれを守り抜き県大会で優勝しました。
 それまでの3年間は辛いこともありました。練習を重ねても、全く力がつかない時期もありました。しかし、3年間続ける中で、徐々に力がついていたのかも知れません。優勝の瞬間、これまで3年間の辛い練習は、このためにやってきたんだと感じました。おそらく、これからの歩みのなかでも、多くの困難に出逢うでしょう。でも、あの時の思いを胸に、悔いのない歩みをしていきたいと思います。

(関西学院中学部三年 末廣 征)

TSU・NA・GI第2号(1999/12/20発行)より