TSU・NA・GI

●Andante 3

 夏休みももう終わりが近づき、秋の足音がひたひたと迫ってきています。BHの企画するいろんなキャンプのスタッフが入り交じって活気と騒々しさに満ち溢れていた事務所は、今では少し静けさを取り戻しつつあります。
 この夏、HEP事業部のボランティアスタッフの多くは、不登校経験のある子どもを対象とした「ポレポレキャンプ2001(本部主催)」に参加し、それぞれキャンプに対する熱い思いをぶつけました。私も夏の大きなイベントであるこのキャンプにスタッフとして参加し、「子どもたちが自分の持っている輝きに気付くキャンプ作り」に少しでも貢献しようと自分なりにがんばってきました。このキャンプが終わって一息つきたいというのが本心ですが、次のイベントである「講演会」を10月〜12月に実施するために、もう一度自分にムチを打って気持ちを引き締めなければならないと感じています。
 今回企画している講演会は不登校の子どもを抱える親を対象としています。HEP事業部は「不登校の子どもたちと彼らに関わる人々が、心にゆとりを持って生き生きと生活していくことを望み・・・」とミッションで掲げています。「彼らに関わる人々」として子どもにとって一番近い存在である親をサポートしよう、というのがこの講演会を開く目的です。不登校の子どもではなくその親を対象とするのは、HEPにとって初めての試みでもあります。
 この講演会は、より多くの方々に参加していただくために関西6ヶ所(西宮・明石・三田・天王寺・奈良・京都)での実施を予定しています。興味のある方が、ぜひお近くの講演会場へ足を運んでみてください。きっと新しい気づきが得られるのではと思います。
 この講演会に関する詳細は当会インフォメーションセンター(078-843-8849)までお問い合わせください。

特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー
HEP事業部副代表
加藤 暢之

TSU・NA・GI第3巻第3号(2001/9/5発行)より