活動記録
ユースボランティア講座2000実施!
−「ボランティアの基本的な考え方を学ぶ」−

 当会は、生活復興県民ネットの地域活動推進講座助成を受けて、10月7日(土)、14日(土)、21日(土)の3日間にわたり、「ユースボランティア講座2000」を開催し、毎回20名程度の学生の参加を得た。
 講座は、「ボランティアの基本的な考え方」を学ぶというコンセプトの下、「ボランティア」についての概念的な講義・演習から、実際の活動をする上での技術の習得に係る体験学習、現場の聞き取りなど多岐にわたるプログラムを含むものであった。特に、体験学習法による講座では、普段何気なく思っていること、行なっている事柄に、新たな「気づき」を与えるものであったと感じた。
 「ボランティア」という言葉を聞いて、皆さんは何を想起されるであろう。その言葉の持つ力と意味、これらはボランティアをしたことがある人でも、中々うまくまとめられる事が出来ない。駆け抜けている日常の中で、見落としているものは案外多いものである。
 自分の心に存する複雑なものの認識と言語化、学習の場で知り合った仲間とのディスカッションや体験学習、そして皆が思い考えた事項の共有化、この過程の中で参加者は、「ボランティアって何やねん?」という問いに答えられるようになっていたのではないだろうか。
 6回の講座を通し、学生が地域の中で、社会的に活動する中で生じる、相応の責任を認識し、責務に応じる事の出来る技術や現状認識の能力の取得及びその向上したとすれば、主催者として幸いである。
 これからの地域を担い、コミュニティを育んでいくのは、今の若者であることは紛れもない事実である。今回の講座が、その中で活かされればと思う。
 本講座の参加対象者は、「ユース」ということで、中学生以上20歳代までとしていたのだが、中・高等学校の学事との都合が合わず、今回は大学生のみの講座となった。それはそれで、大きな意味があったのではないかと思うが、次回は幅広い参加者を得たいものである。
 その来年度の講座が、今回の講座の中で、新たな思いの火が灯された参加者によって執り行われれば、真に有意義なものであったと言えよう。
 最後に、快く講師の任を引き受けて頂いた各位に深謝する。

(ユースボランティア講座2000  実行総責任 川中 大輔)