当たり前にがんばれる毎日に。

今年度からデイイベントや小学生対象のキャンプ、学習支援に携わる機会が大幅に増え、小学生と関わる時間もかなり多くなった。

小学生を見ていると

「小学校時代にもどりたいなぁ。」と思うことがよくある。

 

でもそれは、

彼らがなにも考えず、気楽に生きてそうだから。

彼らが必死に解いている問題には答えがあるから。

とかいう理由ではない。

 

わたしが彼らを見ていていちばん羨ましく思うのは、

「がんばる」ことが当たり前のものとして目の前に置かれている、というこの状況である。

もっと言えば「がんばる」ことが彼らのもつ選択肢の大部分を占めている、という事実である。

 

もくもくと宿題ができること。

分からないことは分からないと言えること。

これはすごく難しいことだったんだなと大学生になったいま思う。

 

年齢が上がるにつれ、がんばらなくても良い理由が、逃げ道を覚え、

選択肢の数が

「がんばる」>「がんばらない」

「がんばる」<「がんばらない」

へと変わってきてしまった気がする。

 

「頑張れ」「もっと頑張れるでしょ」

そんな声掛けなしに、純粋に、ただひとつの当たり前の選択としてがんばれる、

そんな人に、そんな毎日に。

そんなことを考えたり、そして悩んでみたりする今日この頃です。

 

中崎